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【2024年最新版】18年ウイスキーを愛飲した人間が、5000円以下でおすすめできる10本

トイアンナ
偏愛・脳汁を語るサイト「ヲトナ基地」では、多数の「愛しすぎておかしくなるほどの記事」をご紹介してまいります。 ヲトナ基地で今回紹介する記事は「【2024年最新版】18年ウイスキーを愛飲した人間が、5000円以下でおすすめできる10本」。トイアンナさんが書かれたこの記事では、ウイスキーへの偏愛を語っていただきました!

こんにちは、ウイスキーヲタクのトイアンナです。

  • 初めてのバーで、どんな飲み物を頼めばいいかわからない。
  • 甘い飲み物は苦手だから、カクテルはちょっと……。
  • ウイスキーにチャレンジしてみたいけれど、お値段が怖い。

そんなあなたのために、実際に私が味わった前提でおすすめする、最新の10本をご案内いたします。

5000円以下のおすすめウイスキーを提案する前提として

この記事では、前提として「イギリス産のウイスキー」から、5000円以下で買える銘柄をお伝えしてまいります。ウイスキーはアメリカや日本でも生産されており、それぞれに味わいが異なり楽しいものです。

ただ、「5000円以下で美味しい銘柄が多い」「だいたい、どのバーにも揃っている」条件を考えると、イギリス産のウイスキーを提案することとなります。

もちろん、地域ごとの飲み比べも面白いので、
「予算はこのくらいで、アメリカ、日本、イギリスのウイスキーを飲み比べてみたいのですが」
という相談をバーテンダーさんにすれば、きっと喜んで対応してくださると思います。この記事を読んだうえで、さらに沼へハマりたくなったら、ぜひ相談してみてください。

また、ウイスキーはヲタクであればあるほど「ストレートでそのまま飲め!」という方が多いのですが、個人的には「割って飲んでもいいんじゃない?」と思います。特に今回ご紹介するようなボトル5000円を切るウイスキーこそ、さまざまな飲み方を楽しむ余地があるのではないでしょうか。

割って飲む場合、筆者の好みは炭酸水を足す「ソーダ割り」ですが、ロックで頼んでじわじわと氷が溶け、加水されていく味の変化を楽しむのも乙なものかと思います。

5000円以下のおすすめウイスキー(1) グレンターナー 12年

GlenTurner 12 Years Old

出典:明治屋公式サイト グレンターナー12年

出典:明治屋公式サイト グレンターナー12年

グレンターナーは、地理の偏差値25だった人間が説明すると「イギリスの青森県くらいの場所」にある蒸留所で作られているウイスキーです。1897年創業の老舗で、もうひとつの銘柄「グレンマレイ」と合わせ、非常にバランスのいいお酒を作る蒸留所です。同じ蒸留所からでている「グレンターナー ポートカスク・フィニッシュ」もおすすめです。

「生まれて初めてウイスキーを飲むんですが、何から飲めばいいですか?」という問いに、最も答えやすいバランス型の1本。ソーダ割りでもおすすめです。柑橘系の香りと、余韻が少なく、さっと引いていく味が特徴。リコリスの香りも感じられるで、アニメ『リコリス・リコイル』好きにはちょっと味わい深いかも。

5000円以下のおすすめウイスキー(2) タムナヴーリン シェリーカスク

Tamnavulin sherry Cask

出典:明治屋公式サイト タムナヴーリン シェリーカスク

出典:明治屋公式サイト タムナヴーリン シェリーカスク

ケアンゴーム山脈の雪解け水を使った、フレッシュなウイスキーです。タムナヴ―リンは1966年創業、オフィシャル・ボトル発売開始は2016年とまだ日も浅いのですが、クオリティの高いウイスキーを算出することから、バーでは欠かせない銘柄となりつつあります。

「シェリーカスク」とは、スペインのお酒「シェリー酒」の熟成に使用された樽を再利用し、ウイスキーを熟成させるプロセスで使った銘柄のこと。ウイスキーをシェリー樽で寝かせるととても美味しくなるので、実はシェリー酒の生産よりも「使い終わった樽」の需要が増えてしまい、いまとなってはシェリーカスクも貴重品となってきました。飲むなら今のうち、ということです。

5000円以下のおすすめウイスキー(3) グレンファークラス 10年

Glenfarclas 10 Years Old

出典:Amazon ミリオン商事株式会社 グレンファークラス 10年

出典:Amazon ミリオン商事株式会社 グレンファークラス 10年

大手企業に買収されるウイスキーの蒸留所が増えるなか、1836年創業のグレンファークラスは家族経営を続けている伝統的な蒸留所で作られています。優しい味わいと、それに相反するような濃厚な深さ。ドライフルーツを思わせる甘い香り。あまりにも優れた調和性に、「この値段でいいんですか」と、思わずうなる名作です。

熟成年度別で飲み比べましたが、ベストはこの10年。若いほうが美味しいというのは、ウイスキーではちょっと珍しいことです。常に自宅へストックしておくほど愛用している、もはや「伴侶」としたい、最高のデイリーウイスキーのひとつです。

5000円以下のおすすめウイスキー(4) アイル オブ ジュラ 10年

Isle of Jura 10 Years Old

出典:明治屋公式サイト アイル オブ ジュラ 10年

出典:明治屋公式サイト アイル オブ ジュラ 10年

たった200人の島民が作り出す、神の味。それが「アイル オブ ジュラ 10年」です。ジュラ島は奈良と匹敵するほど鹿が多い場所で、ジョージ・オーウェルが『1984年』を執筆した地でもあります。

ウイスキー界で「ピート香」と呼ばれる、燻製っぽい香りも特徴のひとつ。この近辺で作られたウイスキーは、どれも燻製香マシマシになりがちなのですが、ジュラは例外的に「あ、ちょっと燻製かも……」くらいの優しさを備えています。レモンやオレンジの皮を思わせる、爽やかでちょっとビターな香りがたまりません。

ウイスキーヲタクの日本代表格といえるサイト「BARREL」さんが、オリジナルの試飲セットを作っているので、まずはそこから試すのもおすすめです。

5000円以下のおすすめウイスキー(5) トマーティン レガシー

Tomatin Legacy

出典:Amazon 国分グループ本社株式会社 公式ページ トマーティン レガシー

出典:Amazon 国分グループ本社株式会社 公式ページ トマーティン レガシー

イギリス・スコットランドで1980年代には最大規模のシングルモルト蒸留所とされていた、トマーティンの生産地。その後は倒産を経て、まさかの「焼酎ハイボール」「松竹梅」などで知られる宝酒造が筆頭株主となり復活しました。

イギリス、スコットランドのハイランド地方という、比較的穏やかめの味わいになるウイスキーの産地で作られており、トマーティンも飲みやすい銘柄です。とはいえ面白いのが「めくるめく味の変化」で、まずはアルコール感、そして甘さ、電撃が走るようなスパイス、最後にビターな余韻。塩キャラメルや、スパイスを触ったダークチョコレート、というのが近い味わいでしょうか。非常に興味深い作品です。

5000円以下のおすすめウイスキー(6) オーヘントッシャン 12年

Auchentoshan 12 Years Old

出典:サントリー公式サイト オーヘントッシャン 12年

出典:サントリー公式サイト オーヘントッシャン 12年

先程はシェリー酒を作ったあとの樽をあえて再利用した「シェリーカスク」を紹介しましたが、こちらのオーヘントッシャンはシェリー樽に加えてバーボン樽、すなわちバーボンを作った樽を再利用して作ったウイスキーです。英語表記で、箱の表に小さく MATURATION Bourbon and sherry casks と書かれているのがご覧いただけるかと思います。

オーヘントッシャンは「特にクセがないのにうまい」という、実に難しいことを実現しているウイスキーです。ナッツの香りで、あまり余韻がないドライなテイスト。これって、「だいたいのイギリス産ウイスキーに言えちゃう傾向」で、無個性と断じられてもおかしくないはず……なのに美味しい。なのに記憶に残る。失礼な言い方すぎてウイスキー愛好家に怒られそうですが、死ぬ前にふっと思い出す味は、オーヘントッシャンかもしれないなと思います。

5000円以下のおすすめウイスキー(7) グレンモーレンジィ オリジナル 10年

Glenmorangie The Original

出典:武蔵屋 グレンモーレンジィ オリジナル 10年

出典:武蔵屋 グレンモーレンジィ オリジナル 10年

はじめに言っておきます。ウイスキー愛好家からはクソミソに言われているボトルです。その理由は、昔のグレンモーレンジィがあまりに美味しすぎたからです。もし、どこかのバーで昔のグレンモーレンジィに出会ったら速攻で飲んでいただきたいのですが、それはさておき「バニラの香り」という初心者向けの方向性で、5000円以下を維持しているウイスキーとしては、評価されてもいいんじゃないかと思います。

おすすめの飲み方は濃いめのソーダ割り。さらにオレンジの皮をカットして、グラスへ刺して飲むのもいいですね。いろいろ実験しがいのあるウイスキーなので、躊躇せずいろいろ割ってみてください。ジンジャーエールで割ってもいいし、ホットウイスキーにしてもいいです。個人的には、貴腐ワインと呼ばれる激甘ワインを飲んでから、そのグラスへグレンモーレンジィを注ぎ、2つの味と香りを楽しむのがお気に入りです。

5000円以下のおすすめウイスキー(8) ブッシュミルズ ザ オリジナル

Bushmills The Original

出典:アサヒグループホールディングス 公式サイト ブッシュミルズ

出典:アサヒグループホールディングス 公式サイト ブッシュミルズ

イギリス本島の左っちょにある島、アイルランド。そこで1600年代に創業したといわれるのが、ブッシュミルズです。「ザ・オリジナル」をつけず、ブッシュミルズと言うだけでも通じます。わりとまったりと重みのある味わいで、クリームとバニラの食感……というと、まるでスイーツみたいですね。甘くないクレープを食べている気持ちになります。

イギリスのウイスキーというと、みんな反射で「スコッチウイスキー」と思うのか、スルーされがちなアイルランド。なんと値上げラッシュからもスルーされており、大変ありがたい存在になっています。かなりマイルドなので、割ってしまうと味がゼロになるので注意してください。合わせるおつまみも、強すぎない味のものがいいかも。私は和食と合わせることが多いです。

5000円以下のおすすめウイスキー(9) ジェムソン スタウト エディション

Jameson Stout Edition

出典:Amazon ペルノリカール AMESON (ジェムソン) スタウト エディション

出典:Amazon ペルノリカール AMESON (ジェムソン) スタウト エディション

ちょっと変わり種の製法で作られた、アイルランドのウイスキーです。まず、普通にジェムソンを樽で熟成させます。その後、その樽でビールを熟成させます。最後に、クラフトビールに使った樽で再度ジェムソンを寝かせて完成。それが、ジェムソンの「スタウト エディション」です。

香りはりんごと干し草の香り。そのあと、クラフトビールを思わせるホップの苦みある風味が広がります。「何を飲んでるんだ?」と思わされる、面白い逸品。それでいてライトな味わい。余韻が長めに残るため、1本でずっと楽しめます。人生初のウイスキーにするには尖りすぎているので、ぜひマイルドな他のウイスキーと飲み比べる形でご購入ください。

5000円以下のおすすめウイスキー(10) タムナヴーリン ダブルカスク

出典:Amazon タムナヴーリン ダブルカスク

出典:Amazon タムナヴーリン ダブルカスク

先ほど登場した「タムナヴーリン シェリーカスク」と同じ蒸留所の、別バージョンです。ダブルカスクとは、2種類の樽を使って熟成したウイスキーのこと。このタムナヴーリンは、アメリカ製のオーク樽で熟成したのち、シェリー樽で熟成されています。イギリスで作られた原酒を、アメリカとスペイン産の樽で寝かせたと考えると、えらいグローバルなウイスキーですね。

味は王道にして覇道。今は値段が上がりすぎて買いづらい名品「マッカラン」「グレンドロナック」のシェリー樽に似た、深くてどっしりとした味わいを体験できる貴重な1本です。イギリスのウイスキーに興味があって、いわゆる「ど真ん中の味」を知りたいのであれば、この1本から入ることをおすすめします。ただ、これに似た味を探すと価格も高いので沼の入口でもあります。……頑張れ!

5000円以下のおすすめウイスキーを、しつこく考える理由

最後に、なぜわざわざ、こうしてウイスキーをすすめるのか? という話をさせてください。

私がウイスキーを飲みはじめたのは18歳のとき。
イギリスで受験勉強をしながら、地酒のウイスキーに手を出しました。
ウイスキーはボトル1本飲み切るまでに、ワインやビールと比べ物にならないほど長い時間をかけられます。それでいて味わい深く、安い。最高のお酒です。
それから20年弱。愛は変わらず、ウイスキー愛好家としてボトルを買い集めたり、バーで飲んだりしてきました。

ところが今は円安、世界的な原料高、人件費の高騰。いずれの理由でも、お酒を楽しむ層にとって、しんどい状況が続いています。バーテンダーさんからも「今の状況で、初心者におすすめできる値段のウイスキーは減ったよねえ」と、溜息をつかれることもしばしば。

特に、いまの50代以上が「あれは初心者におすすめだよ」なんてウイスキーを検索すると、平気で10,000円超えになるケースが増えました。かつての定番銘柄は、ほとんど飲めなくなりました。

しかし、このまま「ウイスキーは高い趣味」になってしまっていいのか。
後人のウイスキーファンが育たなければ、日本からバー文化やウイスキー愛好者は絶滅してしまうのではないか?
という危機感を抱いています。

記事で羅列した5000円以下のウイスキーボトルのセレクションは、偏愛と執念で集めたもの。
「初心者におすすめするなら、これからの時代、どんなウイスキーがいいでしょうか」と、バーテンダーさんと数年かけて話し合い、テイスティングしてまいりました。

アルコールを無理にすすめるのが「アルハラ」となり、飲み会でもノンアルが主流となり。おそらく今後、タバコと同じように、アルコールも規制される流れになるでしょう。

けれども、いや、だからこそ。流れに抗うかたちで、偏愛や趣味としての美味しいアルコールを、これからも提案できればと願っています。

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