2025.06.07
お知らせ
株式会社マルハン(本社:京都・東京)の東日本カンパニー(社長:韓 裕)は、この度、上毛新聞社様の2025年6月7日付『上毛新聞《ぐんま経済ウオッチ》』にてご紹介されましたことをお知らせいたします。
こちらの記事では、当社の子会社、株式会社 Turquoiseの取り組みについて掲載いただいております。
以下、記事の原文と写真となります。ぜひご覧くださいませ。
掲載記事
●記事タイトル:ターコイズ(群馬・高崎市)の農場が本格稼働
障害者雇用の環境を整え、魚と野菜育てる《ぐんま経済ウオッチ》
●掲載媒体 :上毛新聞
●掲載日 :2025年6月7日
●記者 :多田素生氏
障害者雇用の推進を目的に、ターコイズ(高崎市下小塙町、武田幸久社長)が運営する農場が本格稼働した。チョウザメを飼育する水槽と水耕栽培プラントをつないだアクアポニックス*の施設で、規模は国内で3番目に広い約1800平方㍍。食用花とリーフレタスの出荷・加工を始めたほか、2027年からチョウザメの卵、キャビアも生産する。来年中には30人の障害者が働く環境を整える。
アクアポニックス* 水産養殖の「アクアカルチャー」と水耕栽培の「ハイドロポニックス」を掛け合わせた造語。水槽と水耕栽培のプラントを配管でつなぎ、魚のふん尿を野菜の肥料にして、淡水魚と野菜を同時に育てる。水の使用量が少なく無農薬で、環境に優しいとされる。
同社はパチンコ業界大手、マルハン(東京都千代田区)の子会社。働き手が社会参加や社会貢献を実感しやすい仕事として農業に着目し、環境に優しい農場を同市の耕作放棄地に約2億5千万円を投じて建設した。本格稼働は昨年9月の予定だったが、県南部を襲った大雨で床上浸水の被害に遭い、今年5月にずれ込んだ。
コチョウザメを飼育する水槽で水質をチェックする担当者。給餌は自動で行われる。
食用花を収穫する従業員
大小合わせて19ある水槽で、4~5年で産卵期を迎えるコチョウザメを飼育する。29年以降に年2千匹を安定して出荷できるように計画的に飼育数を増やす。六つあるプラントでは、農薬や化学肥料を使用せず、微生物にチョウザメの排せつ物を分解させた水槽の水を循環させ、約10種類の食用花とリーフレタスを栽培する。食用花を乾燥させて粉末にする加工も手がける。
現在、新規雇用された障害者5人がプラントの管理や収穫・出荷、加工といった業務を担当している。今後、関心のある人を実習生として積極的に受け入れ、来年には30人程度の障害者を雇用する方針。状況に応じてプラントを増設することも検討する。
武田社長は「この事業を通じて、健常者と障害者が個性を生かして補完しあえることを社会に伝えていきたい」としている。
■こちらの記事についてのお問い合わせ
企業名 :株式会社 Turquoise
お問い合せ先:https://www.tq-japan.co.jp/contact/
CONTACT
RECRUIT