“マルハンイズム”が作り上げられた契機となったのは、1997年の社内を包んだある空気です。
規模拡大が進む一方で起こるコミュニケーション不全。社内の溝。描くイメージの不統一。
「マルハンが、マルハンらしさを失ったままで拡大することに、意味はあるのか?」「私たちは、何を実現するためにマルハンに集まり、働いているのか?」
そんな思いを抱えたスタッフたちが、もう一度自分たちが掲げるべき指標を作ることを目指したのです。
そして、当時在籍していた1000名を越える全てのスタッフが参加し、何度も何度も議論を重ね、550日かけて”マルハンイズム”は作り上げられました。
私たちが目指すもの、大切にしていること、これだけはゆずれない思い。
“マルハンイズム”とはマルハン全社員の気持ちをつなぐ言葉であり、私たちが胸を張ってお客様や社会と向き合い、主体的にサービスを実践するときの礎となる精神なのです。
私たちは社業を通じ、
人々に生きる喜びと安らぎの場を提供し、
心身のリフレッシュと
明日への仕事の糧となることを念願し、
幸せで希望に満ちた
明るく楽しい社会づくりに貢献します。
「日本一」とは、売上や利益だけではなくあらゆる面で業界日本一になるということです。スタッフが自分の仕事に誇りを持ち、日々のやりがい・達成感や充実感、そして安心感を得ることで仕事に満足し、さらなる向上を目指す。これが「ES=従業員満足」です。それにより組織が活性化され、高いモチベーションでお客様と向き合った時、最高のパフォーマンスができ、多くのお客様に満足していただける。これが「CS=お客様(顧客)満足」につながると私たちマルハンは考えています。
「サービス」とは、店舗での接客のみを意味するのではありません。私たちが考える「サービス」とはトータルクオリティサービスであり、店舗、商品、価格、雰囲気、便利さ、わかりやすさ、クリンリネスなど、すべての質を高めることにより、お客様のより高い満足が得られると考えます。そんなサービスを生み出すのは「人」。ですから、マルハンはスタッフの個性を大切にします。人としてあらゆる面での魅力を高め、お客様の心の中にいつまでも残り、「マルハンファン」を生み出すようなトータルクオリティサービスの提供を心掛けています。
「世界レベル」とは、マルハンが提供するサービスやマルハンでサービスを受けたお客様の喜びが、世界でもトップクラスに位置する水準であるという意味であり、実際に世界へ進出するという意味も含まれています。マルハンのエンターテイメントという価値の提供は、なにも国内に、そしてパチンコというビジネスに限定する必要はありません。私たちは、常にグローバルな目で環境変化を読み、チャンスがあれば果敢に挑戦するという姿勢が重要だと考えています。
心構え
対社会:企業全体の取組姿勢
・私たちは社会の持つさまざまな問題に真摯に取り組み、「良き企業市民」としての責務を果たします。
・私たちは地域市民のコミュニティーセンターとして、地域社会との「共感・信頼」を実現します。
私たちは道を切り開くパイオニアとして常に新たなチャレンジを続け、業界のリーダーとして業界そのものを広く社会に認められる存在へと変えていきます。
対顧客:お客様に提供したい価値
私たちは「安心」により支えられた「刺激」と「やすらぎ」が生む小さな感動の積み重ねにより、マルハンが目指す「エンターテイメント」を実現していきます。
「刺激」とは「非日常性」であり、「スリル」と「チャンス」です。それらは私たちの手による「演出」から生まれます。
「やすらぎ」とはホッとできる「日常性」です。それらはお客様同士、お客様とスタッフとの「ふれあい」「出会い」が創り出す「店の空気」から生まれます。
「安心」とは3つの「不」を解消することです。「不正」「不快」「不備」をなくし、顧客満足の土台を整えることです。
対組織:企業が組織としてありたい姿
〜夢を語り、自ら参画せよ〜
私たちはまだ見ぬ夢やビジョンに共感して自らマルハンに参加し、熱い想いを持って、共に夢の実現に向かう組織であり続けます。
〜失敗や変化を恐れず挑戦せよ〜
私たちは次のマルハンを切り拓くために、常に現状に満足せず、チャレンジによって進化する組織であり続けます。
〜IではなくWeで考えよ〜
私たちはお互いに喜びを分かち合い、助け合い、高め合えるような、強い絆で結ばれた自立した組織であり続けます。
従業員一人ひとりの行動規範
私たちの使命は「お客様の満足」創造にあります。意見が分かれた時、迷った時は使命に立ち返り「よりお客様が満足される方法は何か」を考えて判断を行います。
私たちは常にお客様の視点で発想し、お客様と共に喜び楽しむことを通じて、一人でも多くのマルハンファンを創造していきます。
私たちはエンターテイメントを実現するために、求められる基準をクリアするだけでなく、常に期待を上回るベストを追求し、「感動」を創造していきます。
私たちはできない理由を他者や環境に求めることなく、自分に矢印を向け、自らが考え、自らが行動する個人であり続けます。
私たちは常に相手を思いやり理解することで信頼関係を高めます。そして「自立した個人」が相互に協力することで、相乗効果を発揮する真のチームワークを実現します。
私たちはお互いの長所を認め合います。「もっと良くしたい」と一歩踏み出した勇気を称え、人の可能性を引き出す風土を創ります。
私たちは「正しいこと」を「正しい」と言える勇気を持ち続けます。「誰が言ったか」「誰がしたか」に影響されて、善悪を取り違える過ちを犯しません。またその勇気を受け入れる風土を創ります。